昔観た映画「ショート・サーキット」でやたら擦られてて、どんな番組だったんだろう?と気になってたのでこれ観たら雰囲気だけでも分かるかなあと思って鑑賞。こんな動機で観たの私くらいだろうな……。
オリジナルは1950年代のアメリカで大人気だったコメディ番組で、さらに元を辿るとテレビ以前、1930年代のシリーズ物短編映画が原点なんだとか。ふっるー。
映画は何故か2012年にもなってからの作品なんですが(ほんとになんで?)、どう見ても現代風にアレンジとかはされていないので(実際再現度はかなり高いらしい)今観ると「歴史的コメディの再現映像」を見ているような感覚もあり、今これを普通に「今観るコメディ映画」として観るのは流石にちょっとしんどいかなーという感じでした。
とは言え別に観てて終始仏頂面になるという訳ではないですし、ここに効果で笑い声を入れたらシットコムぽいなあ、みたいに「源流と発展」的な発見もあったりして、FunnyじゃなくてInterest的な「面白い」という文脈でも観られるんじゃないかと思いました。
脚本自体は意外なくらい普通に構成されてて、ハッピーエンドの喜劇としてきっちりまとめられていますし。
でも個人的には、最後にミスバスターズみたいなスタジオに監督本人達が出てきて「良い子は真似しないでね!」とかやってたのが一番面白かったですw