さとさと

ダイダロス 希望の大地のさとさとのネタバレレビュー・内容・結末

ダイダロス 希望の大地(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

カザフスタン映画を始めて観ました。思っていたより分かりやすいお話で楽しみました。失礼なことに、パッケージの雰囲気とあまり知らない国であるカザフスタンによる自国の独立映画という題材に、納得のいかない美談英雄お伽話を押しつけられるんだろうかと勝手な想像をしていました…実際は独立における民族意識についてが主な題材で、復讐、友情、恋愛、裏切り、勝利となかなかにてんこ盛りで良かったです。そんな感じで飽きさせることなく順調に展開されるので、逆に言えば特にこれといった見どころを思い返すのが難しくもあるのですが…

私的には広大な土地で何の遮りもない地平線に朝日が昇っては沈んでいく日々を馬たちと繰り返す牧歌的な風景が綺麗だなと思いました。でも遊牧民って今ではほとんど存在しないそうで。中学生の時、現代社会だったかな?授業で使っていた資料集にモンゴルの遊牧民が自分たちの集団から離脱して都会に移り住み、パソコンの講座を受けている写真が載っていたのを覚えています。独立国家に生まれ育ったスマホ世代の私が言うのも変な気がしますが、段々なくなっていく文化を感じて少し寂しかったです。民族衣装も素敵だし…

出演されてる俳優さんなんですが、タイマス役の方がザ・カザフスタンなお顔立ちで大変良かったです。パリコレで歩いてそう。あれは何フェイスと言うんでしょうか…素敵でした
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