売れない作家が偶然
自分には到底書けそうもないほど
優れた小説の原稿を見つけて
それを人から
自分が書いたと誤解され
しかも大絶賛されてしまったら。
僕の作品ではない、と
あなたなら言えますか?
本Aの主人公Aと
本Bの主人公Bの邂逅を通して
両者の人生の選択を描いた作品。
裏テーマはいろんな種類の
"後悔" でしょうねえ…
ただ単純に
盗作のモラルを問うお話ではなかったです。
半生を振り返る自叙伝だったからこそ
盗んだものは作品というより
想いと言葉と、時間。
愛する人といた日々の輝きも
愛する人を失った痛みも
誰かのものになってしまう感覚を想像しながら
どこに着地するのかが気になる展開です。
ブラッドリー・クーパーの瞳の青さが
ものすごく印象的な一本。