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ビッグ・ピクチャーのtheocatsのレビュー・感想・評価

ビッグ・ピクチャー(2010年製作の映画)
2.0
実際に起こりそうな雰囲気あるも印象は弱い

1997年発表米国小説が原作。映画の舞台はフランス。

妻の浮気相手を誤って殺害してしまった弁護士が動揺し、考えに考えた挙句殺害したプロカメラマンに成りすまし、自分自身は事故死を偽装(死体が上がらない洋上死)。
仏蘭西から逃亡し東欧クロアチアに身をひそめるも、にわかカメラマンの作品が好評を博し地元新聞に連載、果ては個展まで開かされてしまう。身元がばれるのは時間の問題と慌てて今度は南米に逃亡を企てるが、船員による密航者リンチと洋上投棄を目撃し写真撮影。しかし隠し撮りがばれて彼まで生きたまま洋上投棄されてしまう・・・



それなりに上手くまとまっている印象ながら今一つインパクトに欠ける感じ。
ネット検索の効能で殺したプロカメラマンの情報が即判明してしまうという恐怖は存分に感じ取れたけれど。別の他人に成りすます際は「エゴサーチ」も忘れずにという教訓は得られたかな。

あえてフランスを舞台にするより英語圏の方が自然だったかもしれない。

カトリーヌ・ドヌーブの出演がちょっとした驚き。

002010
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