Kota

エリジウムのKotaのレビュー・感想・評価

エリジウム(2013年製作の映画)
2.9
“どこで生まれたか忘れないで。”

ニール・ブロムカンプ監督の最新作製作がアナウンスされたところで唯一見てなかった今作を鑑賞。荒廃した地球と豊かなスペースコロニー、ユートピアとディストピア、富裕層と貧困層、この対比の設定は素晴らしいし、映像クオリティも文句なし。ただ、話が地味で勿体ない。

もっとユートピア世界との全面戦争にしてくれたら良かったのに、マッド・デイモンとジョディー・フォスター、そしてシャールト・コプリーの三つ巴がメインで規模がちっちゃい。まぁブロムカンプ監督の作品はどれもそんな感じだけど、今回の世界観には彼のメッセージ性中心の映画はあっていなかったような。

富裕層が白人ばかりで、貧困層がヒスパニックだらけだった事は監督なりに今の世の中の縮図を表現してるのか。そして忍者だったり刀だったり桜だったり日本リスペクトが凄い。さすがオタク。
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