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キャプテンハーロックのkuuのレビュー・感想・評価

キャプテンハーロック(2013年製作の映画)
2.6
『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』
映倫区分G.
製作年2013年。上映時間115分。

松本零士原作のTVアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』を、総製作費3000万ドルをかけて新たに描くフルCGアニメーション。
ハーロック役の声優は小栗旬、ヤマ役は三浦春馬。
小栗旬のジェネリック、芸人のおばたのお兄さんを思い出してしまう。
『APPLESEED アップルシード』の荒牧伸志が監督、『機動戦士ガンダムUC』の福井晴敏が脚本を手がける。

コロナ禍前に福井県敦賀市にある商店街を通り抜けた折、ふと銅像が目についてたし足を止めて見たらキャプテンハーロックやった。
改めてネットで調べたら至る所松本零士作品のキャラの銅像が散らばってることを知り、二時間位道草を食って写真撮りまくった。
中でも上⤴️がったのはキャプテンハーロック。
キャプテンハーロックって、タイムリーでも、アニメも確りし見た記憶げないかなぁ。
日本のアニメやマンガで有名なキャラのひとつやろけど。
余り知らない物語ながら本作品は旧作からの継続性はバージョンによってかなり変わってるんじゃないかな。
ハッキリはわからないけど、変化があるならば、ハーロックのコアなファンはどう見るんか、評価は分かれるのは何となくわかるかな。
ハードなSFミリタリーとか、精密な機械が登場する今作品やったけど、旧作はこないな緻密なタッチじゃなく無骨やったようななかったような。
その緻密な船団と、ドクロのような船首を持ち、いつも黒い雲に囲まれてるアルカディア号の様なコミカルなイメージとがチョイ不調和になってるように感じましま。
あるいは、カットラス(湾曲した刃を持つ剣である。舶刀)を模して作られたレーザー銃や、昔ながらの船のハンドルでハーロックが船を操縦するなど、海賊のイメージを生かしたありえないイメージもある。
そんなアンバランスはあるものの、今作品の良さは、宇宙船や武器、戦闘シーンのデザインに吃驚するほどのディテールや質感を盛り込んでいるし2013年の作品やし素晴らしいか。
今作品に登場する宇宙船はすべて、ホンマに空を飛べるかのように感じられたし、何らかの機能を持っているのも子供脳の小生を刺激してくれた。
また、壮大なスケールの宇宙戦や戦闘中の艦隊のイメージを作り出している。
それは芸術としての宇宙戦争である。それによって、宇宙海賊キャプテン・ハーロックは、他に類を見ない、しばしば美しいものへと変貌するのが良いのやらわるいのやら。
個人的には、今作品に出てくるガジェットには心を奪われた反面、ストーリーには嵌まらなかったし、可もなく不可もなくの作品でした。
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