Clara

日常のはざまのClaraのレビュー・感想・評価

日常のはざま(2012年製作の映画)
2.7
イタリア映画祭で鑑賞。原題「L'intervallo」
ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で、国際批評家連盟賞など受賞。
ドキュメンタリーで活躍してきた監督が、ナポリ郊外に生きる10代の少年少女の心の移ろいと、置かれている現実をじっくりと描きだす、初の劇映画。

荒れ果てた無人の建物に拘束されるヴェロニカと、理由も知らずに彼女の監視を強いられるサルヴァトーレ。
時間を共有するうちに反目する2人の関係に変化が生まれ、拘束の理由も明らかに…。(引用)

ナポリ郊外が舞台だけあって、言葉もナポリ訛りだそう。
主役の2人は素人さん。撮影場所は、精神病院の跡地。
この土地で大きな問題になっている「カモッラ」という犯罪組織がある。
こうした現実問題を背景に、本来は出会うことがなかったであろう2人が共に過ごし、思春期ならではの心の葛藤が描かれていた。
子供が闇組織に踏み込むかどうかという大きな問題と、陰鬱な雰囲気。緑が生い茂った場所と、少年少女の若さ。
言葉ではなく映像でそれを表現していた。

ドキュメンタリーは苦手なのだけど、あえて挑戦した結果…
ボーっと見てたから何も残らず、挙句の果てに眠りかけた。笑
Clara

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