新人雑誌編集者と、堕落した元著名フォトグラファーがふとしたことから出会い、特別な感情を持ち始める、20年も前のレズビアンを描いた映画です
タイトル通り、NYの一時代を席巻したプライベートフォトアートを核にして、2人の時間を写真という形で切り取ることで、刹那的で悲劇的な愛の形に永遠性を感じさせることに成功しています
オリジナルのジャケットフォトもとても素敵でした
たぶん、この監督がすごい気がします笑
ラダ・ミッチェルがすごくフレッシュでハツラツとした演技をしているのに対し、あの「ブレックファストクラブ」のアリー・シーディが、自己嫌悪と再生の希望の間で揺れ動く、これまた素晴らしい抑えた演技をされていて、圧巻の存在感です
観た後に、薄いため息と、ふと外の景色の寒々しさに余韻を残す、素敵な愛の映画です