ヒラリー

情愛と友情のヒラリーのレビュー・感想・評価

情愛と友情(2008年製作の映画)
3.7
愛が苦しい。

チャールズはオックスフォード大学に入学後、程なくしてセバスチャンに出会う。
自由奔放快活で貴族だが鼻にかけず優しいな彼
宗教、厳格な母親、兄妹愛、遠く離れた父と愛人
ヴェネチアを訪れた3人と父と愛人の関係が素敵でこの家族だったらもっと良い方向になってたかもとか思ってしまった。
家族だけど自分の好きな人の好きな人。
セバスチャンの愛が深くて、チャールズの気持ちが妹へ向く様は見てて切なかった。
繊細な彼がバランスを崩して自分の元を去る。
戦争に伴い運び出される荷物、この屋敷がセバスチャンの家だという皮肉。
チャールズは最後まで狡くて、優しさと誠意を見せて欲しかった。
結果、彼は大事な物を失ったように思える。
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