とらキチ

フォクシー・ブラウンのとらキチのレビュー・感想・評価

フォクシー・ブラウン(1974年製作の映画)
4.1
クエンティン・タランティーノ監督作品「ジャッキー・ブラウン」の元ネタ作品。
パム・グリア姐さん主演のブラックスプロイテーション作品。
70年代バリバリのブラックスプロイテーションムービーなので、もうオープニングからメチャクチャカッコイイ!そして当時のその手の作品らしく、パム姐さんが、惜しげもなくそのダイナマイトボディを披露してくれる(バストトップ含む)。まぁスゴい!こうして見ていると、そりゃあタラちゃんも見惚れるわなぁ…って感じに思えてしまう。
ストーリー自体はタレ込みによって潜入捜査官だった恋人を殺された主人公フォクシー・ブラウンが、単身で麻薬組織に乗り込み復讐を果たす姿を描くアクション作品。そのタレ込みをする人物というのが、フォクシー・ブラウンの実兄だというのがビックリ!というかヤバい。その実兄を演じていたアントニオ・ファーガス。テレビドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」の情報屋役で、個人的に見知っていた顔だった。ちなみに日本語版だと“ヒョロ松”という謎のあだ名がつけられている。
基本、フォクシー・ブラウンはメチャ強いし、策略家なのだが、それでも敵に捕まりヒドい目に合ってしまうというのは、ある意味、洋の東西を問わずこの時代の映画作品におけるお約束なのかもしれない。そしてそこらへんの展開が作劇上、ちょっとダレてしまっていたのが残念。でも基本的にいわゆるB級映画ですので、そこをあまり期待するものではないのかな、と。それと、ピクルス(苦笑)。
もう、とにかくパム・グリア姐さんの素晴らしい衣装とセクシーさとアクション、そして劇伴のカッコ良さを楽しむことができる、タラちゃんの原点の一つと言える作品。
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