逆鱗

バービーの逆鱗のレビュー・感想・評価

バービー(2011年製作の映画)
3.0
実話ベースの話に敬意を評するが、映画として面白いわけではないので3ポインツ

物語の緩急が弱い
設定の緩急は強い
活かしきれていない

障がい者の父、母を幼い時に亡くし、妹と三人暮らし
民宿をまだ子供の長女が切り盛りし、寄生虫みたいな叔父も同居しているようだ

この状況から相当な貧困のはずだが、エピソードが無いので感じられにくい
また子供売る叔父の行為も、鬼畜の諸行なのか、貧困を見かねてなのか、わかりにくい

人身売買に来るアメリカ人親子は、なぜ娘を連れてきたのかも意味不明
この米国少女と韓国少女が仲良くなるフリが、最後のオチに繋がるのだけど、オチが弱くて感情が揺さぶられない

だって、長女はずっと妹の米国行きを反対していたのだから、良からぬ理由でアメリカへ旅立ったことを手紙で匂わされても、オチになっていないと思う

キムセロンで最後まで観られた作品
逆鱗

逆鱗