勝ったのは農民だ

神さまがくれた娘の勝ったのは農民だのレビュー・感想・評価

神さまがくれた娘(2011年製作の映画)
4.2
このfilmarksで他のレビュアーさんに勧められて鑑賞しました。
ストーリーは、インド版『アイ・アム・サム』と言ったところです。
子供の養育権の裁判を描いた映画ってストーリープロット自体はそこまで珍しくはないかもしれません。

しかし、自分にとってのマイナスポイントとして、「裁判劇としてはかなり大味」というか、敵も味方もやってることがかなり雑な気もします。やっぱりインド映画の笑いってそれ自体はすごく好きですけど、裁判モノには向いてない気がします。💦

上映時間はなぜかこのfilmarksでは105分となっていましたが、実際は149分ありました。
正直、長いと言えば長いです。
特に前半の主人公達の暮らしを描くシーンも、もう少しコンパクトに短く描くことも出来たと思うんですが、逆にこの長さが無かったら終盤の感動も目減りしていたような気もします。痛し痒しですかね。


と、先に悪い点ばかり書きましたが、正直、観てよかったです。🙇‍♂️
というのも、今まで何作かインド映画を観てきて、「インド映画=スッキリとしたハッピーエンド㊗️」みたいなイメージがあったんですが、今作でそのイメージを少し覆されました。

観る人によって色々な解釈の仕方はありますが、自分は「ビター・ハッピーエンド」だと思います。考えように寄ってはあれで良かったかもしれません💧。


まず序盤、同じインド映画の、『マイネーム・イズ・ハーン』なんかもそうですが、冒頭の知的障害をもつ主人公が街を彷徨ってから保護されるシーンで、もう悲しいです。
それと、子役のニラーは本当に可愛いです。👍
「純粋な知的障害者と可愛い子供が出て来る」、そういう映画にはケチをつけづらいですから、ある意味、ずるいと言えばずるいです。でも、ぶっちゃけ、最後の裁判のシーンで、普通に泣きました。😂いや、その前の逃げ出して薬を取ってくるシーンで、もう泣きそうになってました。

インド映画、やっぱり自分は絶対に嫌いになれません。
インドの人口は多いから、うまい役者も、美しいヒロインも、可愛い子役も、そりゃいますよね。
インド映画の奥は深いです。🇮🇳