「医者の話をしているのではない、人間の話をしているのだ」が有名な今作。
医者として長時間勤務を厭わず、患者のために尽くす栗原と
定時出勤でワークライフバランス(後に明らかになるある理由もあって)をとる同じ熱い医師としての志をかつて分け合った進藤
病床の稼働率を重視し、医療をビジネスと主張し、時間あたりの生産性を求めるある意味憎まれ役の財務の担当者?だったり
また家族ながら医者の旦那と一緒に入れる時間がわずかしかないハルなど、
それぞれの立場、どれも共感できるところがある。
医師だけではなく、人間としての栗原の主張や、
支える立場としての奥さんの、たとえ一緒にいれなくても気持ちで寄り添う支え・支えられ方など
観てて心がジーンとなり、ゆったりとした時が流れるこの世界観に浸れる時間は幸せだなぁ