反抗期の人間、もしくはヤンチャした時期がある人間にみせたら、襟を正す効果が一番ある映画。
雰囲気としてはモラトリアムタマ子+あまちゃん。
堀北真希のベスト作品ではないか。
いつもは堀北がでてると紙ペラみたくつまんないんだけど。
この浅薄で適当なキャラクターと相性が良かったのか。声優目指してるけど、アニヲタの同僚とちがって堀北はどうもその夢すら曖昧そう。その均整がとれすぎた顔をやたらとアップでとらないのよい。
一つ一つのキャラ描写がとにかく豊か！特に田舎のおじさんたちの
雑な感じ、んで堀北に色めくとことか笑えるがエグい。
描写のどれもセリフ説明にたよらず演出と動作で匂わせられる
実はあの人、こうだったんだよ、という驚きと自分の浅薄さに気づく時の恥ずかしさ。
時折人物たちがしてしまうことは、観客は誰しも卑近に覚えがあることだが、かくも痛々しく映るのは、計算された語り口によって周到に観客に堀北真希と同じ感情を味合わせているからだろう。
「ばしゃうまさんとビッグマウス」のラストと同じく鼻歌を歌わせて幕を閉じるのも上手い。
しかし余貴美子の色んなことを匂わせる(スナックのママしてたのかな-)演技は出色！
これがホントの意味で「日常系」
