まさに、
危険なプロット だった。
中流家庭への観察を綴る、
文才ある生徒の作文に、
魅了されていく国語教師。
語られる彼の話は、
現実なのか、想像なのか?
操る者と、
操られる者、
どちらに転がるのか、
その危うい関係性が面白い。
少しだけ、
韓国映画「パラサイト」を
思い出す瞬間があるのだが、
テーマの描き方、
心情や心理描写、
インテリアや小道具、
引用される あらゆる物、
やはり、
何処をどう切り取っても、
“ ザ・オゾン " な 作品だ。
そもそもが、
この監督が好きと言う事もあり、
“オゾンらしさ" が見える度に、
ニンマリ とさせられてしまった。