りょうすけ

ミステリアス・スキン 謎めいた肌のりょうすけのレビュー・感想・評価

4.0
邦題:ミステリアス・スキン
原題:Mysterious Skin
制作年:2005年
監督:グレッグ・アラキ
キャスト:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブラディ・コーベッド
上映時間:105分
鑑賞方法:MUBI
メモ:
以前から気になっていたものの、日本版ブルーレイがすでに廃盤となってしまっている本作が海外のサブスク「MUBI」にて配信されているということを知り英語字幕で鑑賞。レヴィットの出世作と名高い作品に関わらず日本での知名度が異様に低いのが謎なほど素晴らしい作品だった。

小学生の夏に同じ野球チームに所属していた2人の少年がコーチから性的虐待を受け1人は男娼に、もう1人は虐待の記憶がエイリアンとの遭遇へと起き変わり大人になる。

直接的に子供が性的虐待を受けているようなシーンはないが、大人になったシーンでは性的なシーンも多く、痛々しいシーンもあるのでそのような描写が苦手な人には厳しい映画かもしれない。

しかし痛ましくも美しい物語は完璧な流れで描かれるためここ最近で一番、緊張感を持って鑑賞したかもしれない。

こういう芸術的な映画に対しての感想をうまく書けないのが本当にもどかしいので気になる人は是非観てほしい。日本語字幕はないけど、高校レベルの英単語で十分理解できると思う。

ブルーレイが廃番じゃなかったらコレクションに加えたい一本。
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