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ダッドナップ~パパ誘拐計画のRのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2009年のアメリカの作品。

監督は「ゾンビーズ」のポール・ホーエン。

あらすじ

ベストセラーのミステリー作家ニール・モリス(ジョージ・ニューバーン「ブリミング・ウィズ・ラブ 幸せを呼ぶカフェ」)の一人娘メリッサ(エミリー・オスメント「ビバリー・ヒルズチワワ2」)はパパであるニールとの旅行を計画するがニールの熱狂的なファンによってキッドナップ(誘拐)ならぬ「ダッドナップ」されてしまう。

ディズニープラスにて、無作為に選んだ中から。

映画っぽくない画面いっぱいの画角、字幕は英語のみというディズニーオリジナルの2000年初頭のにありがちな設定の作品。

これ、吹き替えじゃなく、字幕ならどうなるんだろう笑

お話はあらすじの通り、誘拐ものなんだけど、まぁファミリー向けの子ども映画なのでバイオレンス度は皆無。

で、主人公のお父さんは「トリップ・ズーム」という人気スパイシリーズのベストセラー作家ということなんだけど、この人気が圧倒的、現実世界でいうところの「ハリー・ポッター」シリーズなみ。

で、そんなお父さんと旅行に行くことを計画する娘のメリッサなわけなんだけど、お父さんは旅行中も娘よりもトリップとトリップが行う作戦の「トリップ・トラップ」のことばかり考えていておいおいおい…という感じ。メリッサかわいそー。

で、メリッサはメリッサでそんな父親との関係性に悩みを抱えているのか、イマジナリー・フレンド的に彼女にしか見えない「内なるトリップ」が存在し、会話するところが特徴的。

また、上述の「トリップ・トラップ」という見慣れない単語もそうだけど、ファンがトリップ的な行動や言動をとることを「ズムる」「ズムってるね!」などというところもくだらなくて面白かった。

まぁ、コメディ的にはとくに面白くないドタバタコメディって感じなんだけど、ニールを巡って熱狂的なファンのこどもグループvsメリッサvs大人の誘拐犯という三つ巴の融解バトルが勃発する点、それとそんな誘拐事件の黒幕の正体の意外性などまぁ最低限は見せる作りではある。

あと、キモである父と娘の絆の再築描写もスナップ自体のキャラクターが実は当のメリッサから着想を得ていたことかわかる=誰よりも娘のことを大切に思っていたことが分かるとやはりそこはグッとくる。

印象的なのは黒幕の酷い扱い笑。終盤彼らを助けるために立ち上がった子どもファン軍団によって腐ったハンバーグソースを全身にかけられたり、洗車場でメリッサと泡だらけになったり、挙げ句の果てには見るからに鮮度が落ちてぐちゃぐちゃになったコールスローの山に飛び込ませて、口いっぱいにそれが入っちゃう「ヤダみ」がすごい笑。

体張ってんなー笑。

まぁ、あくまでも子ども向けという感じだが、主演のエミリー・オスメントの始終不機嫌そうな顔がとってもキュートな作品だった。
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