片腕マシンボーイ

work shop ワークショップの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

work shop ワークショップ(2013年製作の映画)
2.9
ホラー続くよ!デスゲーム続くよ!
本作は傑作「忍者狩り」をはじめとする数々の忍者映画で世界最高峰の忍者映画監督として名を馳せるも、ホラーはイマイチ面白くなかった千葉誠司監督の作品…
とはいえ、千葉監督ってば2018年についにホラー映画でもファン念願の傑作をうみだしましてね!そう、あのちんこリベンジホラーの傑作「監幽」ですよなぁ!ぺろぺろ、あんなお祭り映画見せられて本作に期待せんとか…マシンボーイには無理でやんす!無理でや〜んす!

ワークショップに集まった売れない役者たち、さぁまずは自己PRの時間やで!つまんねぇ自己PRしたやつはぶっ殺してやるんやから!ぺろぺろ、って話

くぅ…マシンボーイみたいなピュアなシャイボーイは真っ先にぶっ殺されそうなデスゲームで涙涙ですよなぁ!スンスン
そもそもさ、デスゲーム映画の名作である「人狼ゲーム」シリーズや、糞ポンコツ「ゲームマスター」の毒寿司ロシアンなんかと違って勝ち負けの判断基準が曖昧なんは命賭けのデスゲームとしてはフェアやなくて、もはやデスゲームとしては崩壊している気がしたよなぁ

でもどうなんやろ?スピードスケートならば時間という絶対的な基準があって勝敗が決まるわけやけども、フィギュアスケートやともちろん技の難易度に付くポイントもあれど、芸術点という判断基準が曖昧で変動的なポイントもあるわけやない?それでも同じスポーツなワケ

んじゃあ、このゲームの進行役の、好き、嫌い、で、勝敗が、生き死にが決まる本作はデスゲームとして有効なんか?なかなか物議を醸す作品なのであります!

マシンボーイ的には本作の前半部分は命がけのゲームというより単なる命の選別のような気がしながらみていたけども
例えば映画も監督やスタッフキャストが作家生命、役者生命を賭けてつくりあげ、それを会社や批評家や我々映画ファンやが勝手に評価し、その評価によって次の作品が撮れる、それとも仕事が途絶えるか決まってしまうんを考えると
なるほど、状況すら理解できない序盤に殺された数人は致し方ないとはいえ、進行役の好みを見極めてそれに合わせた自己PRをするっていうんは役者を目指すならば必要なスキルなワケやから、役者としての能力を発揮するゲーム性もなくは無いんかなぁ…

とはいえ、その死の選別ゲームを乗り越えた先で、生き残り4人を待ち受けている第2のゲームはちゃんとゲームしてますからね!ぺろぺろ
その名も…突然アドリブ芝居デスゲーム!やんや!やんや!
そうな、突然進行役が世界に入り出すからそれに合わせてアドリブ芝居すれ!っつ〜なかなかハードなデスゲームなんですがね、もちろんアタフタしたりしようもんなら死あるのみ、なんよ!スンスン
でもな、なんか初戦の自己PRのんよりはマシンボーイ得意な気がすっからば、う〜む…マシンボーイはシードで2回戦から参加させて貰えんやろかぁ、ぺろぺろ

ただな、まぁそもそもアドリブ芝居をするっつ〜脚本のある作品やからば、アドリブ芝居をする芝居をするカオスなんやが、アドリブ感が無さすぎるんが玉に瑕でしてね、も少しアドリブアドリブしたアドリブ芝居やなきゃ、単に糞おもんない芝居見せられているだけなんよねぇ…
そうな、ガチアドリブ映画といえば…、「アナあき姫殺人事件」とか「96分間」みたいな素晴らしきポンコツアドリブ映画とか「無限ファンデーション」みたいな素晴らしきポンコツやないアドリブ映画を観て勉強して欲しいってばよぉ
うん、本作のワークショップ参加者達のお涙頂戴糞即興劇は臭すぎてな…マシンボーイが進行役やったらば、全員不合格の地獄行きだってばよ!ぺろぺろ

そもそも俳優のワークショップ映画やから仕方ないんか?出てくる演者がそもそもほとんどが演技が微妙やからかこのワークショップ映画撮る前に先にワークショップ行ってこいや!ってなもんやしな
仮面ライダーディエンド以外は知らん役者やからば、リアリティあるっちゃああるんやが、にしても無名でもも少し魅力ある役者おらんかったんかいなぁ?なりましたよなぁ

まぁ、ラストの糞ドヤ顔にうんこちんちん!思っていたマシンボーイなんやが、そのドヤ顔が再び崩れた瞬間とかはな、やったー!なったからば、そこまでの低評価にはしないけども、やっぱり「監幽」つっ〜ガチ傑作ホラー撮った千葉監督の作品としては残念な作品やったよなぁ
なんか最近は売れる前のアイドル俳優みたいなん使った「シュウカツ」とかいう、なかなか観る気にすらなれないドロドロ映画ばかり撮っている千葉監督やけども、マシンボーイはまた「忍者狩り」や「監幽」みたいな素晴らしい作品撮ってくれるん期待してっかんな!頼むでしかし!