菩薩

淪落の女の日記の菩薩のレビュー・感想・評価

淪落の女の日記(1929年製作の映画)
4.0
感化院の微笑みハゲのキャラが強過ぎて他全部飛びそうだったが確かにフェミニズム映画だし、フェミニズムの良い面と悪い面の両方がちゃんと描かれている。倫理規範のまるでない男性社会の中でそれを守る為に「堕とされる」女性とその先で結ばれる強固な連帯について。ラスト安っぽいメッセージで終わっちゃったのはちょっと残念だったが、今度は女性によって押し付けられそうになる規範をはねのけ生きていく女達と簡単に死ぬ男(ブレッソンな落下)。感化院のリズミカルスープ怖すぎるだろ、しかも何入ってんだあれ。謎法被がマジで謎だが窓に天女みたいな絵もあったし東洋医学的な何かですか?後謎ダンス教室も謎過ぎて忘れ難い。札数える時に指舐める習慣作ったやつ一回正式に謝罪して欲しい。
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