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悪夢の香りのnatsumiのレビュー・感想・評価

悪夢の香り(1977年製作の映画)
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モキュメンタリーであり半自伝的。アメリカと宇宙飛行に憧れるフィリピンの小さな村のタクシー運転手がひょんなことからパリに連れてもらえることになりカルチャーショックを受ける話。最初はタガログ語で観たかったなぁと思ったが、この場合だと(アメリカで放送されると想定された)旅行記番組みたいなのを再現するために英語のナレーションをつけたのであれば納得。純粋に夢を見るような少年のようなトーンで資本主義や新植民地主義の批評をするギャップから笑いが生まれるから上から目線っぽさを感じない。監督の難しい名前もこれ観ればすぐ覚えられた、と思ったら一晩で見事に忘れた。
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