masahitotenma

エヴァの告白のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

エヴァの告白(2013年製作の映画)
3.5
過酷な現実に直面する中、信仰と希望を失わず、必死に生きようとする移民女性の姿を、マリオン・コティヤール主演で描くヒューマンドラマ。
監督・脚本・製作は、ジェームズ・グレイ。
原題:The Immigrant (2013)

1921年、敬虔なカトリック教徒のエヴァ(マリオン・コティヤール)は、病気の妹マグダと一緒に戦後のポーランドからアメリカへ渡る。
ところが、妹マグダが入国審査で結核と診断されて、エリス島内に収容され、船内で起こったある理由で入国を拒否れる。
強制送還されそうなところをブルーノ(ホアキン・フェニックス)に助けられるが、彼は移民女性たちを劇場で踊らせ、裏で売春の斡旋をしていた。
エヴァは病気の妹のため、身を落としていく…。

"keep your head"

主演のマリオン・コティヤールが力演。
ホアキン・フェニックスはいつも通りの個性の強い"曲者役"。
エヴァに思いを寄せるマジシャンをジェレミー・レナーが演じ、物語の後半の起点になる重要な役を演じている。

「お金は好きよ。あなたは嫌い。大嫌い。自分も大嫌い」

「悪いことをした私が生きようとするのは罪?…
神は私に罪深い人を遣わした。その人は、私の人生まで罪深いものにした。そして今、その人は苦しんでいる。許すって大きな力だわ」
masahitotenma

masahitotenma