FREDDY

池袋ヤンキー戦争のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

池袋ヤンキー戦争(2010年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

城定秀夫が監督、朝日奈あかりが主演を務めた青春アクション映画『池袋ヤンキー戦争』シリーズ第1作である本作は、複雑な家庭環境に嫌気がさし家を飛び出した、池袋に流れ着いたその日の夜に不良たちに荷物を盗まれたことをきっかけに知り合った"スカルズ"のリーダー・隼人の紹介でメンバーの香奈が暮らす部屋に居候することとなった心に傷を抱えた家出少女・亜美が、"スカルズ"のメンバーたちとの交流の中で自分の居場所を見出していた矢先にドラッグの密売で勢力を拡大させていた"ブラックフィアー"との抗争が激化し、香奈が薬漬けにされてしまった上に"ブラックフィアー"と関わりを持つ暴力団「羽生組」に隼人までもが命を奪われたことで単身敵地に乗り込んでいく様が描かれた作品となっているのだが、朝日奈あかりをはじめとしたキャスト陣の演技はお世辞でも上手とは言えない程度のものですし、物語自体はまとまりは感じられるがそれなりといったところ。暇つぶしになったことは確かなのだが、やはりB級映画。何も考えずに視聴することが前提となっていますし、ヤンキー戦争とタイトルにあるが最終的には暴力団との対峙ですからね。物語の展開自体は悪くはないですし、池袋に流れ着いたヤンキー少女の心情や行く先をメインに追ったものなので仕方のないことだとは思うが、個人的にはド直球なヤンキー同士の抗争が見たかった。
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