エメチン

なま夏のエメチンのレビュー・感想・評価

なま夏(2005年製作の映画)
3.5
監督の得意とする、ある取り返しのつかないことをきっかけに世界の見え方が歪むという本作における電車の中での描写は、生理的な嫌悪感込みで作家性が遺憾なく発揮されている。首吊り自殺を図ろうとして失敗するくだりや、女の子を元気付けようと奔走するおじさんという構図など後年の作品でも見られる描写もあった。
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