ヒラリー

森に生きる少年 ~カラスの日~のヒラリーのレビュー・感想・評価

4.1
絵柄も好みではないしあまり期待せず見たらラストで泣いてた…
大男の父と細っこい息子の二人家族
冒頭の穴に子供を落とすシーンからして捨てられて拾われた子なのかと思ってたけど実の親子だった。似てない。
竪穴式住居のような家に住む。人は二人だけ。
ハンターみたいな生活
上下関係が成立していて、親子の絆らしい感じは見受けられなかった。
話さない母さん(鹿)や周りの大人達(猫、蛙等)は父さんには見えないみたい。
森を抜けた原っぱを出ると死ぬと教えられてきたのか、そうやって今まで縛ってきた中で父親の負傷により助けを求めて森を出ないといけない事態に。
街の人の反応は真っ当だが子供には酷。確かに獣臭いだろうけど。
ドクターと娘のマノンに優しく迎えられ、彼は初めて愛情を知ったんだと思う。
生きる為に殺す事と遊びで殺す事。
カラスも生き物。無暗やたらに殺すもんではない。
本来知る筈もなかった事を知り、学ぶ少年の成長を垣間見ながら変わらない父親に同情してしまった。
おばさんの兄の話や街の人に忌み嫌われる理由が分からず?って顔しながら観てたら後半の伏線回収で父の過去と現在が繋がって大泣きおばさんしてしまった。。
あと擬人化が苦手なんだけど動物の顔と人の体のあの精霊のような生き物たちはすっと受け入れられた。
棚ボタだ~~~~~~良かった。。
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