前途洋洋の大学教授が、ヤク中のドラッグのディーラーというはぐれ者の弟にハメられ、殺人事件に巻き込まれる話。エドワード・ノートンが1人2役で兄弟役を演じ、母親役に「テルマ&ルイーズ」のスーザン・サランドン。コメディ映画かと思って見たら、そこそこ気合の入ったクライム映画でした。
弟の方のノートンは南部訛りのある英語を喋る癖のある役を、兄の方のノートンは頭の良いしっかり者の役を演じてる。ノートンがノートンと楽しそうに喋ったり眉をしかめて言い合ったりしてるの、なんだかほっこりしますね。というかこの人の演技がうますぎて、途中から一人二役だったこと完全に忘れてた笑。
作中で流れる陽気なカントリー・ミュージックが結構好きでした。弟役のノートンがクセのある歌い方でギター弾きながら歌うシーンも素敵。この人別の映画でもギター弾いてたけど、普通に上手なんだよなあ。もちろん歌声も良い。
評価は低いみたいですが、私的にはかなり楽しめました。後半に向けじわじわ心温まる家族ドラマになってく感じもわりと好き。名作ではないけど好きな作品。
——好きな台詞——
「天才の脳みそを猫の頭に突っ込んだら、猫はショック死しちまう」