このレビューはネタバレを含みます
実のところ、武田鉄矢の大ファンです
そして、やっぱ好きなんです
『101回目のプロポーズ』が
冴えないオヤジが愚直に女性を想う
凄く滑稽なのさ、女も振り回しよんのよ
そんなバカなって思うやん
でもその愚直さにいつしか惹かれてんのよ
女性も視聴者も
中途半端なバカは周りを苛立たせる
でも突き抜けると、途端にそこに魅力が生まれる
恋愛って不思議だな〜って思う
そんな大好きなトレンディードラマのリメイク
リメイク？なのかな？
お見合いに挑む冴えない内装工事の親方
方や楽団のチェリストの美人
99回目のお見合い場所
そこで2人に不思議な縁が結ばれる
過去に婚約者を亡くした女性と、自分で何も決めて来なかった男性
何もかもが相反する2人
しかし徐々に心を通い合わせ
100回でプロポーズをしようとした時、運命は2人を翻弄する
薫役のリンチーリンがベラボーに美人
星野達郎役にホアン・ボー
2人共に凄く合ってるし、やっぱりこの脚本自体がとても面白い上に個人的な好みに合致してる
いや〜リンチーリンがべっぴんだ
とてもイイ
どの角度から切り取っても美人
そうそういねーよ
目の前に現れたら死んだんかと思うわ
仕草の一つ一つが魅力的
対照的なホアンの歯に噛んだ笑顔が、なんかスゲ〜応援したくなるというか
途中まですごく良かった
さすがにドラマ1シーズン分を映画化なんだけど、出会いから2人の心が徐々に通うシーンまでが適切にまとめられていて凄く引き込まれる
大作なだけに、リメイク大丈夫かよ
って思ってたのもどこ吹く風
綺麗な流れで完璧か
と思ったけど
婚約者出たぐらいから雲行きが怪しくなってきた
と言うか、最後の歌の舞台
ナニアレ？
なんで急にポールポッツみたいになってんの？
いらん事しょったな〜って
アレで一気に感動が引いてしまった
1番大事なオチに何を雑味入れてんだって、そこはホント惜しい
それまでが凄く良かっただけにもったいないな〜
まぁラストはガッカリだったけど、シナリオ自体が悪くないのでそれでも面白い
名ゼリフも入ってるし、宝クジのシーン
あそこのリンチーリンが綺麗すぎる
マネキンみたいに怒ってる姿や、クチビル噛んだ姿なんて
オレやったらあの時点でプロポーズしてる
無いやろって知った上で、引っ張って引っ張って引っ張って
その逆境が跳ね返った時の感動は大きい
そして、まさかのご本人登場
往年のファンにもサービスを忘れない心意気
ただ、そいつは星野達郎ではなく、ほぼ坂本金八だったけどね
まぁイイよ
ご愛嬌さ
もう一つの心残りは、チャゲアスが歌ってくれたら良かったのにってことかな
本当に大事なのはお金でも名誉でもない
時には愚かしいほどの愚直さと、何事をも覆す行動力、そして本当に相手を想う心
人を想う上で大事なことを教えてくれる作品。
あったかい気持ちになる
でもやっぱりドラマの方が好き
全てを無くした星野達郎の逆転劇が好き
リンチーリンの家が、草刈正雄が出てきそうなトレンディーハウスだったのも好き
あの名シーンと名ゼリフ
ちょっと味薄めだったから、ドラマの本ちゃんをもう一度観たい
あ〜トラックの前に飛び込んだろかな
