世界中の人が「建物の外に出られなくなり、無理に出ると死に至る」奇病にかかった話。
なんとなく聖書っぽさを感じる映画だったんですけど、どうなんですかね。
物語が後半に差し掛かるまでは、現在と過去とが入り混じるお決まりのパターンで、これが開始早々始まるもんだから、最初数分は「みる映画間違えたかな?」って不安になってました。
しかもいつも通り(?)何の説明もなくコマ切れに現在と過去を行き来するので、ある程度往来してなんとなく全容がつかめるまではちんぷんかんぷんだと思います。
何の因果か、自分にリストラ宣告しに来た人事担当と、崩壊しかかった世界で旅をすることになります。
おのおのに目指す場所があり、旅する中で「クソ野郎」と思っていた人事担当とも奇妙な絆というか、コンビネーションみたいなものが生まれてきて、どんな状況でも信頼は築けるんだなあ、って心に響きます。
ただ主人公の行動原理が本当に謎で、恋人を探すためにとりあえず自宅に帰るのはまだいいんですが、
自宅で産科の診療記録(住所入り)とエコーを見つけたから、身重の恋人を探さなきゃ!
↓
よし! 彼女が勤めてたショッピングモールに行こう!
なんでや! そこはエコーに住所書いてあるんだから産科に行けや!
しかもモールでも一波乱起こして、完全に主人公が疫病神やんけ!
最後、その距離なら走ればええやん! ってなるのもなんだかなあだし、子供が普通に外出れてるのが本当に謎。
それじゃあ、世界規模で引きこもりになってるだけで、未知の病気とか全然関係ないじゃん!
観た日:2022/4/24