クリーム

ブロブ/宇宙からの不明物体のクリームのレビュー・感想・評価

3.9
1958年の「マックイーンの絶対の危機」のリメイク·SFホラーで、フランク·ダラボンが脚本で参加しているので、B級ながら展開が良いです。アメーバなので隙間から入って来たり、上から垂れて来たりで、ハラハラ楽しい。アメーバの造形も良く出来てるし、ちゃんとグロいのも◎。面白かったです。

ある日、小さな田舎街に隕石が落ちて来て、その中に何かを見つけたホームレスが襲われる。手に何かスライム状のものが纏わり付いていた。苦しんでいる様子の彼を街の不良少年ブライアンが追い掛けるとアメフトのエース·ポールとチアガールのメグが乗った車にぶつかった。3人はホームレスを病院に運ぶのですが…。



ネタバレ↓



堅めのスライム状の正体はブロブ。ホームレスの下半身を溶かして殺し、ポールをスライムで飲み込み殺し脱走します。車でいちゃついていたポールの友人と彼女も殺し、成長し巨大化して行くブロブ。家に帰っても気になって眠れないメグは、ブロブの話を他の人に信じて貰おうとブライアンを探します。カフェにいたブライアンと話しているとブロブが現れ、カフェの店員2人と警官を飲み込んだ。メグ達は、冷凍庫に逃げ込んで助かりました。
2人がホームレスのいた場所に行くと政府の生物研究所集団と出会い、リーダーのメドウズからブロブは宇宙からの細菌だと説明され、隔離場所に移送されます。ブライアンはメドウズらを疑い、脱出します。隔離場所に着いたメグは、映画館にいる弟達を助けに行きますが、すでにブロブがいて、弟の友達やメドウズの手下達はブロブにヤられました。
そして、ブロブの正体は、実は政府の実験生物でした。
メグの危険を知ったブライアンが救出に来て下水道からの脱出に成功するとメドウズらと鉢合わせて殺されそうになります。そこにモンスター級に成長したブロブが現れ、メドウズらが殺されます。寒さが弱点だと気づいたブライアン達は、スノーメーカーを使いブロブを倒すのでした。
そして、九死に一生を得た神父は生きていて、瓶の中にブロブの欠片を入れたものを持っており、それが成長していた。

ブロブの見た目より、ブロブに殺されかけの絶妙に溶け出した人間がグロくて、良い出来映えでした。しかもバリエーション豊かな溶かし方や崩し方で、子供にも容赦なし。
内容もポールが主役と思わせてブライアンが主役だったり、隕石を掘り起こすと埋まってた部分が見え、人工物だったと解る見せ方も面白かったです。
後は、神父が途中でブロブの欠片を拾う伏線も良かったです。中々のB級ホラーだと思います。面白かったです。

※kurtさん、楽しかったです。ありがとうございました♪
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