クーベルタンはな

グリフィン家のウエディングノートのクーベルタンはなのレビュー・感想・評価

3.0
彫刻家のドン(ロバート・デ・ニーロ)。20年連れ添ったエリーと離婚し、愛人のビービーと暮らしていて実質彼女が母親代わりをしている。ドンとエリーには3人の子供がいて養子でもあり次男のアレハンドロの結婚式のために、グリフィン家は10年ぶりに集まった。長女のライラはそんな父親を嫌っており、長男のジャレドは医師という立派な職に就きながら女性と上手く付き合えない等、家族はそれぞれ複雑な事情を抱えていた。

いよいよ結婚式間近となったある日、アレハンドロは思いもよらない問題に直面する。幼い頃グリフィン家に養子に入った彼には、超がつくほど保守的なカトリックの思想を持った実の母親がおり、離婚は御法度。そこでアレハンドロはドンとエリーに、二人は今でも仲の良い夫婦だという演技を結婚式までの間してほしいと頼む。息子の幸せのため、渋々了承した二人だったが、これにより複雑だった家族関係は余計にこじれてしまうのだった。ビービーは二人が元サヤを演じなければいけないことに怒って家を出ていってしまう。みんなが隠していり隠し事が次々と露見する。