とあるマッドなサイエンティストが恐竜を現代に甦らせたものの逃げ出してしまい、人々を襲うという作品、マッドなサイエンティストすごいな！
しかしこのマッドなサイエンティストがどうやって甦らせたかの説明はないし、堂々と「恐竜牧場」という看板を掲げているうえ鳴き声まで漏れ聞こえているのに住人たちは誰も何も気がつかないという、理屈や常識というものを風呂敷に包んで宇宙に飛ばしてしまったかのような作品です
ただその恐竜たちが牧場を飛び出してからの展開はそうそう悪いものではありませんでした
CGのクオリティこそぼんやりとしているものの、縦横無尽に八面六臂の大活躍、終始出ずっぱりで登場人物を皆殺しにしてくれるから見せ場も十分、飽きるヒマもありません
登場人物にしても、セックスのことしか考えていないバカや、そもそも文字すら読めないようなバカしか出てこないのでどれだけ死んだところで悲しい気分になることがないのもいいですね
そして有象無象の区別なく、逃げこんだ先の屋根を破壊して頭からグチャグチャ食らうシーンなど楽しませる気十分な親切設計です
アメリカ・ロシアの合作といいつつどこにロシア要素があったのかはわかりませんが、たまにはこういう知能が全くいらない作品も悪くないなと思いました
