なまにく

スウィート・エンジェルのなまにくのレビュー・感想・評価

スウィート・エンジェル(2013年製作の映画)
3.3
インチキ臭い牧師ジョサイアに夫を殺され復讐をする妻の話。ここのポスターしか前情報がなかったので、西部劇だということは始まってから気付きました。結構服が色彩豊かです。

復讐までの道のりが結構長く、それまでの間はジェイソン・アイザックス演じる牧師ジョサイアの胸糞悪い話を聞かされます。容姿も相まって、某カルト団体の教祖さんを思い出してしまいます。そのぐらい迫力はあります。
そんな感じで理不尽に人を殺したりしていると、新しい保安官ジャクソンがやってきます。これがエド・ハリスが演じているのですが、彼の演じる従来の硬派な人物ではなく、なかなか個性的でおかしな保安官として登場します。最初現れたときは、その派手な青いコートと「俺が馬に水を飲めって言ったわけじゃない、馬が勝手に飲んでるんだ」的な理由で人の家の水勝手に馬に飲まさせている様子を見て、素直になんだコイツってなりました。あと珍しく長髪で、ふつうにエド・ハリスと認知できませんでした。
ただ、おかしな奴にはもっとおかしな奴をぶつける、という方法は結構間違ってないなあと、ジョサイアとジャクソンの食事のシーンを見ていて勝手に感じてました。勿論、立場も関係していると思いますが。

爽快な復讐劇というわけではないし、むしろ前半のねちっこい感じが個人的に胸糞悪さの極みであと10回ぐらい殺してやっても構わないなって思いましたが、それも含めてなんだかんだ楽しんだ映画でした。
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