しらすごはん

赤い指のしらすごはんのレビュー・感想・評価

赤い指(2010年製作の映画)
3.6

加賀恭一郎シリーズの特番ドラマ。

地味な作品ですけれど、ここでも加賀恭一郎の活躍が素晴らしい。

殺人事件を扱っているのに、大岡裁きのようなさわやかさがありました。

シリーズを通底する加賀恭一郎をめぐるサブストーリーも面白かったです。


今回、加賀(阿部寛)は、幼女殺人事件を担当する。

幼女を殺したのは前原一家の1人息子。

初め、父親は息子を自首させようとしていたが、気が変わる。

認知症の老人を犯人にしようと工作する。

つまり、父は、息子を守るために、自分の母親を犯人に仕立てようとしたのだ。

認知症の祖母の犯行だということは、一見辻褄は合っているようにみえたため、捜査陣の大勢は祖母犯人説に傾く。

しかし、加賀恭一郎だけは真相に気づいていた。

加賀は、取調室で虚偽を認めさせるのではなく、自らが事実を話すよう仕向ける。

そして、新たな真実が明らかになる…
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