かたゆき

マチェーテ・キルズのかたゆきのレビュー・感想・評価

マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)
3.5
マチェーテ、嘘つかない。マチェーテ、メールしない。マチェーテ、ツイートしない。マチェーテ、もちろん死なない――。

メキシコが生んだ、希代の映画バカ、ロバート・ロドリゲス監督。
彼が過去に製作したおふざけ全開のフェイク映画予告編から誕生した、無敵のタコライスヒーロー・マチェーテがまさかの映画化!
信じられないことに続編まで製作して、しかも脇を固めるのはアントニオ・バンデラスやレディー・ガガやアンバー・ハートやメル・ギブソンやらのまさかの豪華俳優陣!
いやー、ロドリゲスってやっぱりバカですね~(笑)。
なんなんですか、このびっくりするぐらいアホらしい演出とチープなCGとくっだらな~~~いストーリーは(褒め言葉!笑)。

でも、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』でかつて度肝を抜かされ大いに楽しませてもらった自分としては、「これこれ、これを待ってたんだよ~、ロドリゲスちゃん!」ともう最後までテンション上がりっぱなしでした。
前作では、個人的にあんまりはっちゃけ切れなかった印象が強くていまいちノレなかったのだけど、今作はもろ僕好みの超B級お馬鹿映画に仕上がっててむちゃくちゃ面白かったです!
全身真っ二つ、電気ビリビリ、ヘリのプロペラでぐちゃぐちゃ、内臓チョンバ…、もうアホかってくらい色んな殺し方を披露してくれるマチェーテ兄貴に素直に乾杯!
それに、今回は無駄におっぱいが出て来なかったのも大変グッド。
だって前作は超バカ映画なのに、そこにおっぱいまで登場したから「下品過ぎてちょっとひくわ!」ってところもノレなかった要因の一つなのだけど、これくらいのエロが僕にはちょうどぴったりって感じでした。
若干、後半の展開がいつも通りのロドリゲスって感じでちょっぴりテンション下がっちゃった感がなきにしもあらずだけど(目を潰されながら戦うヒーローっていつぞやのジョニー・デップそのままですやん!)、うん、余は満足じゃ。
マチェーテ、次回作では宇宙へと活躍の場を拡げるみたいだが、もちろん観るぜ!

(さすがにやり過ぎが酷くて、またひいちゃうかもだけどッッ笑)
かたゆき

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