Garararara

7番房の奇跡のGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

切ない
途中希望があっただけに、余計に切ない

「パパ愛してる」

冤罪と暴力が当たり前のすばらしい法治国家での話
状況証拠だけで捜査も検証もしない警察と裁判所
強姦なら精液のDNA検査で一発では?
警察庁長官自ら脅迫し冤罪にさせ死刑に
加担する弁護士
判決が出て間もなく刑の執行

最後のように、正しい判決が出る国になってくれるといい

黄色いセーラームーンランドセル

知的障害

春川強姦殺人事件(1972)をモチーフ


“イ・ヨング 女児誘拐及び強姦殺人事件”

シン・ボンシク

イェスン…12月23日14時28分生、2100g

司法研修院42期模擬国民参加裁判(1997)
2012/12/23

セーラームーン

救急処置…心臓マッサージ、人工呼吸、ズボン脱がせ血流確保→強姦扱い

ソンナム刑務所
新人4人
内1人S4…5482、幼児誘拐に加え強姦殺人

チャン・ミンファ課長…職務に忠実

031-745-8700…イェスンに電話

同室
ボンシク…夫婦スリ、38歳
チュノ…詐欺、38歳
カン・マンボム…姦通、36歳
房長…暴力団員・密輸、43 歳、1004(天使(チュンサ))
ソじいさん…当たり屋、60歳

イ・ヨング…1961年1月18日生、京畿道(キョンギド)利川(イチョン)、帝王切開「ママ痛かった、僕のアタマ大きくて」

“パパ 私はここ
テウォン保育園 イェスン
031-643-1573”

8038(パク・サンミョン)房長を庇って腹を刺される

刑務所に聖歌隊…イェスン潜り込み
箱に入ったイェスンをチュノが房へ

告げ口しようとしたボンシクがイェスンに指を握られ

2時間のはずが牧師が高血圧で倒れ30分
「学校をサボっちゃダメだ。休みの日に来い」「ここは学校でしょ?」「学校じゃない、刑務所、みんな悪い人」「だから還せ。娘を俺らみたいにしたいか?」
バスが出ていった後

別の牧師が来る2日後に脱出→坊さん(笑)

パク・サンミョン“丸刈り”…父親に会いたくて放火
「クソッタレ、親はいねえよ」
取り押さえに入った課長を見つけて、ヨングが助けに入り、火と煙に巻かれながら「課長を助けて」→課長助かり

イェスンが学校に戻り先生と
「先生に全部話してくれない?」「パパに聞いてくれませんか」「オッ?」「保護者面談」「あっ、あー、面談?」「先生、身分証あるでしょ」
→ソンナム刑務所(笑)

イェスン、ハンストで入院→課長が見舞い
「おじちゃん、私遠くに行きたくない。私も、一緒に刑務所に入れない?お願い」

段ボール箱「課長から」

「文字が読めなきゃ人間じゃない」

「ジヌクは受刑者に誘拐されて死んだのに」

ヨンフンから借りた携帯でボンシクが妻に電話→生まれた娘の名前

房の仲間と裁判の練習

チェ・ジヨン…警察庁長官の娘、寒い日に氷に滑って転び後頭部強打で死亡

裁判当日
控室に長官
公判出席のヨングの顔に殴られた跡

長官がヨングを殴る映像
弁護士「あんたが死ねば娘イェスンは助かるんだ。あんたは父親だろ」
「罪の罰はしっかり受けろ。さもないと、娘を同じ目に遭わせる」

「被告!レンガで殴打しましたね」「はい、そうです」長官とイェスンを見て「そのとおりです。僕がやりました」「イ・ヨング、何を言ってるんだ。しっかりしろ。被告は心神喪失の状態です。何か弁護してください」無言の弁護士「僕です」「お前が人を殺せるわけがない」「僕のせいで死にました。すみません」
「僕のイェスン、イェスンを助けてください。僕がやりました。イェスンを助けて」

実際の裁判と模擬裁判が交差
「当時警察は目撃者の供述だけを信じ、犯行を否定する被告の意見を黙殺しました。供述の自白は、強制と脅迫により捏造されたものです。主な死因は被害者の額の傷ではなく、後頭部の衝撃だという報告も黙殺されました。被害者の首を絞めたという供述書とは裏腹に、頸部絞殺の痕跡はないという司法解剖の結果も否定されました!」
「弁護人、最終弁論を」「尊敬する裁判長。寛大な裁量による、全書を望みます」「検察側、求刑を」「被告は犯行を認めました。検察は被告イ・ヨングに一審と同様に死刑を求刑します」
「裁判長、捜査機関は、犯罪の立証だけの目的に強引な捜査を進め推定無罪の基本原則を完全に無視したのです。被告の知的障害と娘への愛情を悪用してすべてを放棄させました。無実の被害者を犠牲にしたのです!」
「被告が犯行を認めたことにより本裁判は終了とする。被告イ・ヨングの控訴を棄却。一審で出された死刑判決を認め確定とする。被告イ・ヨングに死刑を宣告する」
呆然となる大人のイェスン
「ありがとう。感謝します。どうもありがとう。すみませんでした。イェスンを助けてください。ごめんなさい」ヨングの頭を抱くイェスン
「従って当弁護人は…無実で死刑宣告を受けた、被告イ・ヨングの冤罪を晴らすためこの場に立ったのです」

面会
課長夫婦とイェスン

「今年のクリスマス特赦は例年より多いですね」「政権末期だからな」「そうですね、選挙もあるし」「“送る人”も多い」「えっ?」「5482の執行日が決まった。12月23日」

先生と受刑者仲間の協力
小学校の合唱
気球→ヨングとイェスンが乗って脱獄→ロープが塀の鉄条網に引っかかり失敗
受刑者も職員も残念

12月23日
七番房で一緒に食事をするイェスン、やるせない仲間
みんなからイェスンに誕生日プレゼント
ヨングからは黄色いセーラームーンランドセル
「パパのおかげで生まれました。ありがとう」正座しておじぎ「どうした。パパからも一言」「パパの…パパの娘に生まれてくれてありがとう」抱き合う2人
房長がヨングの背中に“愛してるぜ天使”みんなも“房長 ボンシク ヤンド マンボム チュノ”
ランドセルを背負って一緒に房を出るイェスン
「パパがイなくても、一緒じゃなくてもイェスン1人で行けるね?」「パパも1人で行けるね」
「100点をいっぱい取って絶対会いに行くよ。パパも“いい所”に行って私の心配しないで。パパ、メリークリスマス」
鍵を外し開かれる鉄格子、イェスンを抱きしめ、泣き笑い「イェスン、メリークリスマス。バイバイ」
鉄格子で分かたれる2人
「パパ、バイバイ」「バイバイ、元気でね」いつもの3秒後の変な顔と踊り「イェスン、バイバイ。バイバイ」
「1 2 3。1 2 3。パパ、パパ」「イェスン。イェスン!助けてください。ごめんなさい」「パパ、どうしたの?」「助けてください。イェスン。ごめんなさい。助けてください」「パパ、ずっと、ここにいて。私が会いに来るから。怒らないから“いい所”に行かないで。パパ」「イェスン。ごめんなさい。ごめんなさい。すみません、許してください。助けてください、ごめんなさい」「パパ」「すみませんでした。ごめんなさい。助けてください。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」「パパ」

模擬裁判
「私は本日被告イ・ヨング…いいえ、私が世界一愛した父、天使のような父のため…弁護人として最終弁論を行います。正義の名の下に父をこの場で許します」
「被告人イ・ヨングに責任能力は認められない。当時の警察の誘導と強迫行為により被告が署名したという主張を認める。明かされた証言と供述では被告が被害者を誘拐し、わいせつ行為後殺害したと認める証拠も不十分である」拍手「本法定は被告イ・ヨングに対し死刑を宣告した一審判決を破棄し、検察に再捜査を命じる。被告イ・ヨングに、無罪を宣告する」拍手し喜ぶ出席者たち、泣くイェスン

雪の中、塀の鉄条網に引っかかった黄色い風船を見つめるイェスン
気球で上がっていくあの時のヨングとイェスン
「パパ愛してる」

20040514 0521
Garararara

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