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それでも夜は明けるのhashimotoyutaのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.8
ハードだった。あの人が拉致された事件がヤバいのもそうなんだけど、何より奴隷制度の実態がやばい。黒人差別の問題は良く取り上げられる印象だけど、グロさでいうとこの奴隷の実態がひどい。黒人同士でムチ叩かせるとことか、ただの可哀想ですまされない鬼畜さがある。時代は南北戦争の直前、ゴリゴリ奴隷制度が当たり前の時代だったんだ。この時からまだ200年も経ってないとは。吊るされるシーンの長回し、脅されるシーンの長回し、鞭のシーンの長回し、堪える演出だった。
エンディングも、闇が深すぎる。
意外と空とか、木々とか、虫とかの描写が美しくて、つかのま心洗われるような、逆に闇の部分が強調されたような、不思議なカットも多かった。
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