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大統領の執事の涙のぴろぴろのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
3.8
ホワイトハウスでジョンソン、ニクソン、レーガンなど7人の大統領に仕えた黒人執事の知られざる人生を、実話を基に描く感動ドラマ。
キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争などアメリカの激動の時代も描かれながら、アメリカの人種差別や公民権運動の歴史でもあり、それと共に父と息子の物語でもあり家族の歴史の物語でもあった。
30年の間に大統領7人に仕え、ホワイトハウスから劇的な歴史の瞬間を「空気の様な存在」で見つめて来た黒人執事セシルの回顧録。  ほぼ白人が占める環境下で、コツコツと地道にひたすら仕事をこなす。  主張するでもなく、卑屈になるでもなく、仕事には誇りをもってキチンとこなし、信頼を勝ち取り認められる事で待遇改善を図るセシルが、昔の職人っぽいなぁと思いながら観た。   息子とは違うアプローチで、父も必死に家族の為に生きて闘っていたんですね。
息子との確執と和解も見どころ。 
ラストの涙には胸に迫るモノがあった。
歴代の大統領を演じた俳優たちが豪華。
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