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多感な17歳の少女の揺れ動く心と体を痛くも幻惑的に描いた青春ドラマ作品。
16歳のイザベルは夏のバカンスで出会ったドイツ人青年と初体験を過ごす。彼女はまだ子供のあどけなさが少し残った名門高校に通う高校生。
後に17歳を迎えたイザベルは、SNSで男性と会う約束をする。場所はホテルの一室。目的は、体を売りお金を稼ぐ援助交際。次から次へと沢山の男性と会い、共に時間を重ねていくイザベル。
ある日、1人の初老男性ジョルジュと出会う。いつもの様に身に纏う服を脱ぐイザベル。しかしその日はいつもと違った展開が待っていた…
『若さはいつも美しくて愚かしい』
痛い。
実に痛い17歳のイザベル。
内面は未成熟ながらも、輝くように美しく成長したイザベルに魅せられ痛みや虚無感を覚えながら見入ってしまいます。
理解していながらも止まらない行動。何故それを選択したのか?
何を考え何を感じていたのか?
迷い分からず自らを客観視して問い質すイザベル。(海辺でのシーンは印象深い)
道を逸れながらも何かのきっかけで軌道修正し、自己を見つめ直す…
間違った若さの使い方がここにあります。