このレビューはネタバレを含みます
イギリスのコーンウォール地方に住む青年ティム(ドーナル・グリーソン)。21歳の誕生日に、父親から一家に生まれた男性にはタイムトラベルの能力があることを明かされる。恋人のいない彼は彼女を作ることを目的にタイムトラベルを使い始めるのだった。
タイムトラベルを通して人間として成長していくティムの姿が印象的ですし、一度きりの人生をどれだけ楽しめるかを考えさせられるような作品でした。終始穏やかな雰囲気の中で展開が進むのも好印象です。
まずは、タイムトラベルを繰り返すことで女性との接し方を学んでいくティムの姿が初々しかったです。そう転ぶのか…と、クスッと笑える場面もたくさんあって可愛らしかったです。現実では不可能な分だけ、羨ましさを感じつつ、人生をやり直す面白さを味わえました。
また、ティムが出逢った運命の相手であるメアリー(レイチェル・マクアダムス)がとにかく可愛らしいのですよね☺︎ 彼女の虜になって何度もタイムトラベルを繰り返したティムの気持ちも少し理解できました。
ただ、過去に戻ってやり直すことができても、人生は取捨選択して生きていかなくてはならないということもしっかり感じさせてくれるのが良いです。ティムが覚悟を決めて歩んでいく姿が印象的でした。
タイムトラベルというSFの要素がありながらも、父子が上手にその能力を使いこなしていくので自然と受け入れることができました。なかなか面白い親子です。
私はタイムトラベルなんてできないので、最初から二度目の人生と思って楽しめたら素敵かな…☺︎
そんな余裕を持つのも難しいですけど。