菩薩

名探偵ゴッド・アイの菩薩のレビュー・感想・評価

名探偵ゴッド・アイ(2013年製作の映画)
4.4
恋愛依存体質でフラれたら何をしでかすか分からない失踪した幼馴染を探したい女性刑事が盲目だが超能力的な脅威の洞察力と想像力を持つ天才探偵とタッグを組み彼女の行末を追っていく過程で徐々に2人の距離が接近していき…なんて言うぶっといメインプロットはあれど、基本的にエキセントリックになんでそーなるのと破綻ギリギリにストーリーがゴリ押しされていく快感が半端じゃない。ベースはコメディだからずっと面白いし、アンディ・ラウがめっちゃグルメ設定のせいで飯テロ映画でもある、しかもそれすらちゃんと伏線に絡んでくる用意周到ぶり。そもそもその行方不明の女の子が親子代々男をぶっ殺し塩漬けにしたり素揚げにしてるって設定がヤバ過ぎるし、実際まだご存命で突然登場して来る婆ちゃんのキャラがぶっ飛んでいる…なんて思ったらそれを遥かに凌ぐ上裸下テニススコートのキチガイ連続殺人犯の出現に度肝を抜かれる、ちゃんとヘッドショット喰らわないと死なないリアルゾンビ設計。なんでこんな傑作が⭐︎3.5なんだ…?8.7くらいあっても驚かないぞ…。盲目の探偵が重症の女刑事の導きで運転するシーンのスリリングさなんて異常、いや傑作でしょこれ。
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