メインアクトがひたすらに死に続ける戦死ムービー。
だからこその「死ねない」タイミングからの
緊迫感は観モノでした。
今でこそよくあるループものですが
公開当時。何なら原作の発表当時なんて事を考えると
よくもまあ、アバンギャルドな世界観をと脱帽しちゃいます。
それこそ、ループ本人は歴戦の猛者になる訳ですから
この無双感をもう少しエッセンスとして
楽しみたかったとこは否めない。
その点、原作に劣るとこはあったとしても
さすがは映像の迫力美。
リセットの瞬間なんて毎度大抵目つむっちゃってました。
そしてさすが主演トムクルーズ。
彼の微笑み。その口角の上がり方ひとつで
劇中に上品な朗らかさが加わる。
激しさを増すギタイとの戦闘
バイオレンスなシーンの数々の中で
絶妙な安堵感というか
バランス感を保ってたように感じます。
ナイスキャスティング!