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チョコレートドーナツのfuoのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ドラァグクイーンのルディ(アラン・カミング)、弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)、少年マルコ(アイザック・レイヴァ)の三人が出逢い家族のように過ごした尊い時間。そんな彼らを待ち受けていた現実とは…。

正直、鑑賞していて苦しい部分が多い作品でした。鑑賞後の大きな余韻にしばらくやられてしまいました。

70年代が舞台ですが、同性愛者であることを理由に解雇される社会、「同性愛は子供の前で隠すことが当然」「女装は子供に悪影響である」など法廷で平然と口にされる言葉の数々など、しんどかったです。

ただ、ポールが小さな新聞記事を添えて手紙を関係者に送付してくれたことに少し救われました。彼らが何を思うかは分かりませんが…。

なんだか溜息が出てしまうような一作でした。
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