青い御伽噺

プリズナーズの青い御伽噺のレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.2
非常に良くできたサスペンス映画。

終始緊迫した雰囲気があり、最後まで目が離せない巧みな脚本と演出で153分という上映時間が全く気にならない。

宗教的な、特にキリスト教的な意味を多く含んだ内容になっていて、それこれが映画のタイトルにもなっている

“囚われた人々”

ってところに直結してる気がして、凄いなぁ、と感心しまくり。

幼い娘を誘拐された父親の気持ちは完全には理解できないが、彼の行動には一定の理解はできる。

どんどん袋小路に入っていってしまう感じが恐ろしい。

ラストもめちゃくちゃ良かった。このラストは日本映画だと絶対にスポンサーからクレーム入るだろうなーって思うわ。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品はとにかくハズレなし!どれも、めちゃくちゃ面白い!!

内容でいえば最近のSF作品よりもこっちの方が面白いし深い気がするなぁ。
青い御伽噺

青い御伽噺