非常に良くできたサスペンス映画。
終始緊迫した雰囲気があり、最後まで目が離せない巧みな脚本と演出で153分という上映時間が全く気にならない。
宗教的な、特にキリスト教的な意味を多く含んだ内容になっていて、それこれが映画のタイトルにもなっている
“囚われた人々”
ってところに直結してる気がして、凄いなぁ、と感心しまくり。
幼い娘を誘拐された父親の気持ちは完全には理解できないが、彼の行動には一定の理解はできる。
どんどん袋小路に入っていってしまう感じが恐ろしい。
ラストもめちゃくちゃ良かった。このラストは日本映画だと絶対にスポンサーからクレーム入るだろうなーって思うわ。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品はとにかくハズレなし!どれも、めちゃくちゃ面白い!!
内容でいえば最近のSF作品よりもこっちの方が面白いし深い気がするなぁ。