＃映画好きと繋がりたい
スピオフ作品で、さらに劇場公開なしのビデオムービーということで、全く期待せずに見たが想像していたよりはるかにいい作品だった。
なおかつ楽しいだけじゃなくて1作目を見終わった時のような幸福感も感じるし、このキャストで続編が見たいくらい愛着が持てる作品だった。
なぜこんなに良いのか考えてみたけど、
、過去作より程よく地味になっていることが要因だと思う。
過去作はパーティシーンに象徴されるようにアメリカの派手にエンジョイする若者の姿に憧れを持ちつつも、モテへの衝動で空回る姿にクスクスと愛着を持つようなバランスのいい作品だった。
本作では派手なパーティは催されなくて、いわゆるギークなブラスバンドの面々で焚き火を囲って楽器を演奏するしっとりしたパーティが妙に心地良く感じる。
1作目でスティフラーがパーティに参加させなかったスクールカースト底辺達も楽しく青春を謳歌しているのが微笑ましくて可愛い。
アメリカのスクールカーストの頂点といえばアメフトとチアガールで、そういえばこついらは一緒に練習しないけど、カーストの下の方のコーラスやブラスバンドは男女一緒に練習する。
だからカーストの上位って男女の関係がギラギラしたものになるけど、下位の子たちは男女の友情がちゃんとあってそこも力を抜いてみれるから好きだ。
過去作とはまた違った良さがあってただのスピンオフにとどまらない良作だ。
そして中盤のキスシーンがマジで良い。
過去に見てきた映画の中で一番良かったかもしれない。
キスシーンは2人のテンションがアンバランスだと良いものにならないけど、本作ではなんかお互いの気持ちが同程度の高まりというか、、
熱量は高すぎないんだけど、相手への慈しみを感じる良いキスシーンだった。
