あかねちん

アーロと少年のあかねちんのレビュー・感想・評価

アーロと少年(2015年製作の映画)
3.8
ピクサーが描くどストレートな友情と家族の輪。今までもピクサー映画の主軸になってきた"友情"と"家族"にフォーカスし、もし恐竜が絶滅してなかったら…という世界のお話。

全体を通して映像は本物かと思うくらいなリアルさで素晴らしいし言葉が通じない異種族の友情を表情や行動で観ている側に伝える技術は流石ピクサー様々!ただストーリーにおいてはちょいちょいライオンキングを思い起こさせるシーンが…父親のこととか、トリケラトプスの3人組とかね。。"ピクサーだからこそ"のイマジネーションが詰まったハッとさせられながらも笑い感動させられるストーリーを期待してただけに少し残念。ただ結局感動シーンではついつい泣いてしまった。

そしてキャラクターに関してアーロに関しては臆病ながらも成長する姿、また恐れこそ強さにつながるというメッセージはとても良かった。スポットは完全に犬みたいにみえた。そんなふうに描く必要あったのかが謎すぎる。そんな犬らしいところが可愛らしくも見える時もあった。ただなんであんなキャラクター設定にしたのだろう…。今回の一番のお気に入りはハムスターみたいなモチモチした穴から飛び出る謎の生き物!

それにしても恐いくらいしっかりと食物連鎖を描いていた。今までだったら伏せそうなところを見せるのはいいと思うのだがいきなりそのシーンに切り替わるので、急すぎて呆気にとられてしまった。まあ、たまにはこういう現実的なものも大事だとは思うけど。

あと、気になったのは木の実を食べて幻覚見てるシーン。あれはいいのかなー笑 21、22ジャンプストリートの薬やって幻覚見てるシーンをついつい思い出してしまった笑
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