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ワレサ 連帯の男のMcQのレビュー・感想・評価

ワレサ 連帯の男(2013年製作の映画)
3.7
「俺は政治家じゃない。電気工だ!!」

元ポーランド大統領レフ・ワレサの半生とは、、約30年東西を分断したベルリンの壁。その崩壊を実現させたのも、彼が初代委員長を務めた労組「連帯」が主導した民主化運動あってこそ成し得たものである。(個人的にはベルリンシリーズがこれで完結した!)

ここではワレサのスト運動指導者としての一面だけでなくその裏側である〝家族の大黒柱〟としての一面を捉えている所がポイントだ。彼の活動に伴う〝代償〟は家族に大いに降り掛かるのである。そのプレッシャーは相当なものだったに違いない!

そして「大理石の男」の〝あの2人〟がさりげなく登場するシーンにも注目だ。というよりここは「鉄の男」のワンシーンになるのだろうか?、、どうやらワレサ本人が自身を演じて出演してるとか。スルーしようと思っていたが、これを観たからには避けては通れなそうである。

反体制的メッセージを含んだものだとは思うが、途中途中でパンク調の曲の入れ込みが流れを遮ってるように感じた。
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