Rosso

ヒックとドラゴン 聖地への冒険のRossoのレビュー・感想・評価

3.3
待望の!待望の待望の!
劇場でヒックとドラゴン堪能のこの世の幸せに浸れたわけですが。
ですがですがよ、んあああどうなんだろうな、これ。
感覚的にトイ4現象なんだよなあ〜〜〜

物凄い映像美!!
どんどんカッコよくなるヒックに益々メスの顔が映えるアスティ、そして可愛くて愛おしくてしょうがないドラゴン各位!!
まあもうね、これ堪能できただけで十分幸福体験できてるんですけども、ヒックとドラゴンはこれらの超加点要素に加えて、世の心理を突いた人物描写に丁寧なストーリー展開が掛け算されてるのが至高だと僕は思ってまして、そういう意味では1と2に比べて3作目はこの点特に丁寧さが致命的に弱い気がするんだよなあ...

後はこれまで転調オンパレードで作中の大半を占めてた神BGMが今作リズムアレンジやらで挿入はしつつも全体的に出番少なめだったのが、これは僕個人的にちょっと寂しかったポイント。
ド直球の神BGMを僕は聴きたかったんや...!!

故にこれ監督変わったのかなと思って調べたらちゃんと1,2と同じ方が撮ってるのな。
そしてグリメルの吹替が松重豊さんで草。(上手かったです!)

この映画が意図した主題は素晴らしいと思いますし、これが今の時代のトレンドなんだなと理解はできます。
だからこそ根拠や納得が自然とできる描写がもっと欲しかったね。
まああれかな、とある過激派がトゥースの可愛くて愛らしい動きをふんだんに挿入しろ!と声を荒げて、そっちに意識がいったのかな。
トゥースの可愛さ愛らしさはもうでへへ〜ってなるくらいには癒しでした。(しかしもはやペット...笑)

何が物足りなかったのかは備忘録としてネタバレコメントにて記しておきます。
数年後また見返した時に、「なんだよ〜俺が未熟で目が節穴で捻くれてただけて、至って完璧に描かれてんじゃねえかよ〜!」となれることを願って...
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