このレビューはネタバレを含みます
恋に病んで精神が分裂してしまった女のそれぞれの人格が交互に何度も殺し屋のもとに来て、もうひとつの人格を殺してくれって頼み続ける設定 アイデアとしてカッコ良すぎる
思わせぶりな台詞回しで起承承承承承承で終わってもウォンカーウァイだから許せなくもない
日本の古文で出てくるような「家から窓の外の遠くを眺めて終わった恋の物思いに耽りつづけてそのまま死んでいく」っていう風情、10代半ばの多感な時期に高校の授業でそれをしっかり風情として認識してしまったからそういう終わり方にめちゃくちゃ理解を示せる