LcK0812

楽園の瑕 終極版のLcK0812のレビュー・感想・評価

楽園の瑕 終極版(2008年製作の映画)
4.2
やつれ、襤褸を着たイケメンのセクシーを浴びました。

正直、序盤はすこし眠い。
原作が武侠小説のわりに、アクションシーンが深作欣二のようにわかりづらい。
だが登場人物同士の複雑に絡みあった関係が判明する後半からは、物語や感情、表情のひとつひとつに惹きこまれてしまう。

愛と死、なんのために生きるか。
非常に純文学的であり、美しく、寂しく、ときに虚しささえ感じながら最後は温かい作品。
できれば劇場で、集中して見てほしい。
LcK0812

LcK0812