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楽園の瑕 終極版のmanicureのレビュー・感想・評価

楽園の瑕 終極版(2008年製作の映画)
3.2
有名な武俠小説のキャラクターの過去を想像したファンフィクション。一般的な武俠映画とは違って、アクションがほとんどなく、神秘的な世界観と魅力的な画で攻めていく会話劇になっている。物語は三角関係の連鎖で複雑だけど、ストーリーよりは全体的なムードを堪能しただけで満足感を得られる。テンポ感がイマイチなのになかなかついていけない印象。アクションは全て期待を裏切り、ウォン・カーウァイ作品らしいカクカクした動きで台無しにされている。それも個性だと言う人もいれば、この場合は上手く撮れてないから誤魔化したとしか思えない。

リマスター版?では少しだけ短くなって、ビジュアルが後期のウォン・カーウァイの作品に似るように修正されている。
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