菩薩

団地妻 昼下りの情事の菩薩のレビュー・感想・評価

団地妻 昼下りの情事(1971年製作の映画)
3.3
ジョージ秋山がお亡くなりになったから「昼下がりの情事」を…と言うわけではまるで無いが、期せずしてそうなってしまった訳であり改めてご冥福をお祈りする。実際1971年の日本は前年まで続いたいざなぎ景気も終了し、またニクソン・ショックも相まって景気低迷期にあり、それによる労働量の増加→夫婦の営みの減少→人妻の欲求不満度の上昇は実際の社会問題として存在していた、のですか?その頃はまだ受精すらしていないから分からんが、自粛と補償がセットである様に、少子化対策と景気対策、及び働き方改革はセットであらねばならない。正直63分のうちの60分とラスト3分は等価値にあると思うくらいラスト3分に魅力の全てが詰まっていると思うが、その攻め方たるや頭文字Dをも超えている。なんとなくジョージ繋がりで山本譲二のwikiを覗いてみたら「1974年、映画『ダーティハリー』にかけて、伊達 春樹(だて はるき)という芸名でビクターからシングル『夜霧のあなた』でデビュー」なる記載があって若干吹いたし勉強になった。ちなみに「パッとせず、崖っぷちに立たされた。」らしい、こちらも期せずして繋がっている…。
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